AMRicセミナー 2019

 
 

 前回のセミナー後、度重なる台風の被害があまりにも大きく、被害にあわれた地域の皆様には心からお見舞いを申し上げます。


※今回のセミナーは11月24日(日)です.

 通常通りのスケジュールで行います。


***** 目 次 ***** 

★会場のご案内

★2020年のセミナーに関するお知らせ

★AMRicセミナー11月のお知らせ

 連載企画:山口インタビュー 〜「体性-自律神経反射の生理学」をどう読むか!〜

☆2020年3月セミナーの日程

★受講申し込み方法

★前回のセミナー内容

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★会場のご案内

 藤沢商工会館(新館)ミナパーク(JR藤沢駅北口徒歩5分)

◆ 交通アクセス 駐車場あります!!

http://www.fujisawa-cci.or.jp/access.htm


【2020年のセミナーに関するお知らせ】

 ・年4回、3月, 5月, 9月,11月の4回開催する予定です。オリンピック,パラリンピック期間中は行いません。

 ・少人数で行います(定員:15人程度)

[前半] 実技供覧 - 手取り足取り -

 ・毎回参加者の中から患者役をお1人決め,実践的な診察と治療を中心に紹介します.順番に近くで触診したり、

  実際に施術をして頂きます.

 ・施術の内容は(株)全医療器さんのご協力のもと、全く新しい方法を盛り込んでいます。

 ・施術内容

  特に2020年は、「触診技術の向上」を目指します!!

  電気ていしん(オームパルサーLFP-2000e)、電気温灸器(Shouki)、鍼通電、指圧・マッサージ


[後半]

 次回11月のセミナーからは、シリーズ 内科・臨床検査学 入門の続きを行います。

 鍼灸マッサージ師は医療機関との新たな連携をはかっていく必要があります。まずは現在の医療をよく知る必要が 

 あり,循環器や呼吸器など,系統別に臨床検査や薬物療法について解説しています。

※前半と後半のテーマは必ずしも一致しません。

※講師はすべて山口が担当します。


★★AMRicセミナー2019年11月 ★★ 受付中! 現在10名/15名

会場:藤沢商工会館 5階 504会議室  

開催日:2019年11月24日(日)

開場:12時30分 時間:13時〜16時

参加費:6,000円

テーマ 

 前半:電気ていしんを使いこなすための触診技術

 後半:医療との連携-血液凝固系と線溶系の知識が臨床ではどのように活用されているかを実例をもとに解説します。


★ 連載企画 山口先生へのインタビュー 〜 「体性-自律神経反射の生理学」をどう読むか 〜 

体性-自律神経反射の生理学 物理療法,鍼灸,手技療法の理論

 A.Sato,Y.Sato,R.F.Schmidt 著 山口眞二郎 監訳 丸善


● 質問者: 本書が出版されてから12年が経過しましたが手応えの方はいかがですか?

山口: 毎年数十冊は売れているようです。大ヒットとはいきませんが、ロングセラーにはなっているようです。反響という意味では両極端でして、大学院で研究している方からは「バイブルです」とありがたいお言葉を頂戴しますが、amazonのカスタマーレビューにもありますように、「内容が難しすぎて買って損した」という批判もよく聞きます。ですので某所で講演をさせて頂いた時には「買わないでください!」とお願いしました。会場から笑いが起こりましたので、今後はつかみのネタの1つとして使いたいと思います。


● 質問者: そんな批判があるんですね−。知りませんでした。そもそもこの本は大生理学者でいらっしゃるシュミット先生と佐藤先生ご夫妻の著作を山口先生が監訳されたものですよね!?そのような批判はどうかと思います。

山口: おっしゃる通りでして、1997年にドイツのシュプリンガー社から英語で出版された本を、佐藤昭夫先生の命を受けて、数人で分担して翻訳しました。佐藤先生たちのご業績を中心に、世界中の研究論文800編をまとめた大著です。悪意な批判をあびる要素は何一つありません。むしろ鍼灸や手技療法にとって有益な内容ばかりです。この本を読んでくださった医師からは、「知ると知らないとでは大違いですね。鍼灸を見直すきっかけになりました」 というありがたいお言葉を頂戴しました。


● 質問者: それはありがたいですね。ほっとしました。まさに医療との連携の架け橋ですね!

山口: まさにおっしゃる通りfです。


●質問者: 今回から本書の要点解説をして頂けると聞いております。どのような内容になるのかご説明頂けますか?

山口: この本はあくまで生理学としての立場で書かれていますので臨床との接点がわかりづらいと思います。私は6年間大学で臨床を行った後に、12年半の間、生理学研究を行いました。そしてまた臨床に戻り約15年経過しました。頭の中で常に生理学と臨床が対話を続けてきたことで、これまでの医学ではうまく説明できなかった不可解な症状への理解や、体への刺激が内臓に伝わる仕組みへの理解を深めるヒントを得ることができました。高い臨床応用性のある部分を特に解説していきたいと思います。


● 質問者:それは臨床家にとってはありがたい話ですね!早速ですが、今日1つ解説して頂けると聞いています。どのような内容なのでしょうか?

山口: 今日は、本書を初めて原書で手に取った時に、体性-自律神経反射の本当の面白さを感じた一文をご紹介します。

5頁の第2章 「2.1 はじめに」の1〜8行目の文章です。この文章から私が感じ取ったことを述べます。

 たき火に手をかざした時に私たちはぬくもりを感じます。「あー、温かい」と感じ、ほっとしているその瞬間、皮膚の感覚受容器が熱の刺激によって活動し、血管を拡張させて血液の流れをスムーズにしてくれています。私たちが気づかないうちに、神経を通して体に変化を及ぼし、環境に順応できるようにしてくれています。これが体性-自律神経反射なのだと気づきました。つまり、「温かい」とか「冷たい」などの「感覚」が、「感じるだけ」で終わるのではなく、体の別の部分をコントロールする重要なセンサーのような働きを担っているという、わかっていたようでわかっていなかった、とても重要な事を気づかせてくれた文章です。ロマンを感じるとその学問を好きになります。ここを読んだ瞬間、私は壮大な生物進化の一つの現れであると思いました。生き物には「本能」というものが備わっているから環境に順応できると言えますが、まさに環境適応の本能の一つの形が体性-自律神経反射だと知りました。


● 質問者: う〜ん、なるほど。私たちの感覚は無意識のうちに環境に適応するようなことをしているんですね。しかも生物の本能の一つだったとは!

山口: しかも温熱療法や灸療法はこの環境適応能力をうまく活用した方法であると言えます。仮に温熱刺激を伝える神経の経路がなかったら、一部を暖めるだけでは全身の血管にその熱情報をいち早く伝えるのは難しいでしょうね。緻密に発達した神経ネットワークが全身の血管に情報を伝えるからこそ灸の刺激でも全身が暖かくなると考えられます。


● 質問者: 感覚から神経、そして血管へ情報が伝わっていくんですね。情報の流れが整理されていく気がします。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。

山口: ありがとうございました。


★★2020年3月のセミナーは3月22日 (日) に開催いたします。


<<受講申し込み方法> 

 各セミナーは独立した内容です.何日のセミナーに参加を希望されるかを,メールかFAXで

お申し込みください.複数同時にお申し込み頂いてけっこうです. 

★以下の項目をメールかFAXで送信して下さい.※印は必須事項です.

※件名:「マンスリーセミナー受講希望」とお書き下さい. 

※ご希望のセミナーの日付(記入例:8/30,11/15) 

※お名前 

※電話番号(緊急連絡用) 

※メールアドレス 

今後メールによるセミナーのご案内を

(希望する/希望しない) 

★お申し込みはこちら amricworld@yahoo.co.jp


【前回のセミナー:2019年8月に行ったセミナー内容】

[前半]

頸部の浮腫の強い方に患者役になって頂きました。

頭頸部の浮腫とうっ血のある静脈に電気鍉鍼治療を行いました。

浮腫とうっ血が改善すると、お顔がすっきりした小顔美人になるので、美容として考えておられる先生が多いと思いますが、私は治療として行っています。もちろんお顔がきれいになることは良い事ですが、お顔と同時に周囲の皮膚、皮下組織、筋肉、神経、内分泌器官、内臓もすっきり美人になっています。周囲の循環改善がたまたま人の目に触れ易いお顔に反映されているわけですが、本当に知って頂きたいのは体の中身がすっきりして栄養と酸素が行き届くようになったことなのです。

[後半] 

10年間の総集編資料を用いて、私のセミナーはどこから来てどこへ行こうとしているかを述べました。

 ・微小循環の動画上映

  体性感覚誘発性血管運動、人工的血栓形成による梗塞、赤血球のT字路での衝突シーン、白血球の接着、毛細リンパ管運動を動画で見て頂きました。

 ・高血圧川柳

  筋肉が原因の高血圧もある。

  血管がプチプチする前に自己管理が必要。

 ・筋拘縮の微細構造からわかること〜

  筋膜を壊したら筋肉は終わりです!

 ・電流密度と体性感覚神経の活動

  体性神経の活動量が反射強度を決める。

 ・電気刺激で炎症を抑える仕組み

  流れが速いと白血球は浸潤できない。

 ・静脈還流が重要な理由とリスク管理

  ゴミ処理しないと都市機能はマヒするのと同様に、老廃物を排除しないと組織は機能不全に陥ります。

  治療による肺血栓塞栓症・うっ血性心不全に注意!

<以上です>